【驚くほど脳がラクになる】上田渉 著『超効率耳勉強法』が教えてくれた“聴く読書”という新常識

通勤中、料理中、ジョギング中…
忙しい毎日のすき間時間に、知識がスッと頭に入ってくる——。

そんな魔法のような学びの体験ができるのが「オーディオブック」。
そして、その魅力と効果を、圧倒的な説得力で教えてくれる一冊が登場しました。

それが、日本最大のオーディオブック配信サービス「audiobook.jp」を運営する上田渉さんの著書、『超効率耳勉強法』です。

■ “読む”から“聴く”へ。脳が歓喜する、新しい勉強法
まずお伝えしたいのは、著者の信頼性。
なにせ本書の筆者・上田渉さんは、オーディオブック界の第一人者にして、audiobook.jpの代表その人。
言ってしまえば「耳のプロ」。そんな彼が初めて執筆したこの一冊は、まさに音声学習のバイブルとも言える内容なのです。

私自身、紙の本を読むことが大好きでした。けれど、ふとした瞬間に気づいたのです。
「読んでいるはずなのに、頭に残っていない…」

原因は何か?
その疑問に、本書がズバリ答えてくれました。

■ 紙の本を読むと、脳は4つも“変換”している
本書で最も印象に残ったのが、以下の一節。

紙の書籍による読書の4つの流れ
①文字を目で見る
②視覚野で文字情報が処理される
③聴覚野で文字を音声に変換する
④言語野でようやく意味を理解する

そうなんです。
紙の本を読むと、私たちの脳は「文字→音声→意味」という複雑な処理を無意識に行っているんですね。
私は特に、紙の本を読むときに、頭の中でつい“音読”してしまうタイプなので、この流れが非常に納得できました。

しかし、オーディオブックなら最初から音声情報なので、
この③の「変換」作業が不要。
脳への負担が大幅に減り、ストレスなく情報を吸収できるのです。

この事実を知ってからというもの、私の通勤スタイルは一変しました。

■ 通勤時間が“最高の読書タイム”になる魔法
私は毎日、片道約40分の車通勤をしています。往復すれば約1時間20分。
かつてはただの「移動時間」だったこのひとときが、
今では「最高の読書時間」に変わりました。

ハンドルを握りながら、耳から流れてくる著者の声に意識を集中する。
それだけで、1冊分の知識が自分の中に自然と染み込んでいくのです。

不思議なことに、まったく疲れない。
紙の本を読むときに感じていた「集中力の消耗」がないんです。

それもそのはず。
“耳”は視覚ほど疲れにくく、処理能力も高い。
しかも音声は、無意識に“繰り返し”が可能なので、自然と記憶に定着していきます。

■ オーディオブックは「教科書」に勝る?
著者の上田さんは、オーディオブックの最大の利点として、「繰り返しのしやすさ」を挙げています。

教科書やビジネス書を読むと、1回読んだきりで終わってしまうこと、ありますよね。
でも音声なら、通勤や家事の“ついで”に、何度でも耳に入れることができる。

それが、記憶の定着につながり、
「繰り返し聴くだけで、学びが深まる」という好循環を生むのです。

著者自身、学生時代に音声教材を活用し、受験でも成果を出したと語っています。
これはもう、“耳学習”を取り入れない手はありません。

■ audiobook.jpの代表だからこそ書けた、超実践的なノウハウ
『超効率耳勉強法』は、単なる理論書ではありません。
それどころか、実践に満ちた「使える」一冊なのです。

・どんな本をオーディオブックで聴けばいいのか
・速度調整はどうすべきか
・寝る前、通勤中、スキマ時間での使い方のコツ
などなど…

「さすが現場の人間が書いたな」と感じるほど、痒いところに手が届く内容ばかり。

■ ストレスなく知識が増える幸福
読書って、自己成長の最良の方法だとわかってはいるけれど、
「時間がない」「集中できない」と諦めてしまうこと、ありますよね。

でもオーディオブックなら、
“ながら”で学べる。
目を使わず、手も使わず、それでいて脳にはしっかり届く。

これは、私たち現代人にとって、
まさに「新しい読書のカタチ」だと断言できます。

■ 最後に:『超効率耳勉強法』は、耳から人生を変える本
この本は、オーディオブックをまだ使ったことがない人にも、
すでに活用している人にも、新たな発見を与えてくれる一冊です。

紙の本に疲れた人、読書の時間が取れない人、
もっと効率よく学びたい人——。

そんなすべての人に、私はこの本をおすすめします。

耳は、まだまだ使いこなされていない“可能性の宝庫”。
その力を最大限に活かせば、私たちの学びの世界は、劇的に変わるはずです。

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